iPhone XS Wi-Fi 過去iPhoneに比べWi-Fi性能低下?

実際にiPhone XSを利用しています。

iPhone XSは過去iPhoneに比べて、Wi-Fi速度が遅いです。

Wi-Fiチップのスペックは、過去のiPhone8やiPhoneXと同じです。

  • IEEE802.11ac
  • 2×2 MIMO対応
  • 最高速度 866Mbps

ですが、ある環境下で利用した場合、iPhone XSは極端にWi-Fi速度が落ちます。

なお、これら問題はiOS12.0.1のアップデートでも改善されていません。

iOS12.0.1のアップデート内容(Wi-Fi関連)

  • iPhone XSデバイスで5GHzではなく2.4GHzのWi-Fiネットワークに再接続してしまう問題を解決

電波が悪い環境化 安定性や感度、速度が極端に低下

速度が落ちる環境下は、ずばり電波が悪くなる場所でのWi-Fi通信です。

目安では

  • アンテナ表示最大3
  • 2本以下になる状況

となります。

実際に自宅の環境がまさに、この環境であり

  • 1階にNURO光のONU(Wi-Fi内蔵)
  • 2階のiPhone XSでWi-Fiを受信

このような環境で利用していますが

  • 明らかに速度が遅くなる
  • Wi-Fiが突然切れる

など、明らかに不安定になっています。

同じ状況で利用していた機種変前のiPhone7

及び今も利用しているAndroidのXperia XZ

これら2機種ではWi-Fi接続が途切れることもなく、安定して速度が出ていました。

そのため、iPhone XSに問題があるのは間違いありません。

LTEも同じ問題を抱えている

本筋から逸れますが、iPhone XSはLTEでも同じ問題を抱えています。

自宅はLTEを受信する環境としてはあまり宜しくない環境です。

  • Xperia XZでのLTE接続は(アンテナ2〜3本)
  • 機種変前のiPhone 7では非常に電波のつかみがよく、(アンテナ3〜4本)
  • iPhone XSに機種変すると一変して、悪化(アンテナ1〜2本)

明らかに受信感度が落ちてしまっています。

 

何故このようなことになってしまったのか。

原因の一つと言われているのが、LTEチップの製品メーカーの変更です。

今までのiPhoneWi-Fiチップは、全て米半導体大手のQualcomm(クアルコム)が請け負っていました。

iPhone Xまでは、基本このQualcommチップです。

ですが、iPhone XSから一転して全てIntel製のLTEチップに変更されています。

  • iPhone X   Qualcomm製 MDM9655 Snapdragon X16 LTEチップ
  • iPhone XS Intel製 PMB9955 LTEチップ

iPhone XSのLTEやWi-Fi 何故安定性に欠けてしまったのか

LTEはIntel製へのチップ変更による問題とわかりますが、Wi-Fiに関しましてはメーカー変更はされていません。

  • iPhone X    Apple USI製 339S00397 チップ
  • iPhone XS Apple USI製 339S00551チップ

USIとは、中国系Appleサプライチェーンである「Universal Scientific Industrial」の略です。

そのため、チップメーカーが変更になったLTEとは事情が異なります。

予想できることは

  • iPhone XSはバッテリーの持ちが悪い。そのためWi-Fiチップの省エネ化をすすめ、結果電波悪化環境下の性能が悪化
  • iPhone XSの構造の問題
  • IP68等級の防塵・耐水性能に上げたことにより、電波の受信感度が落ちた
  • iPhone XS Wi-Fiチップに対してのソフトウェアチューニング不足

もし防塵・耐水性能によるものであった場合、iPhone XSに比べてiPhone XRはIP67等級の防塵・耐水のため、性能が劣ります。

(IP67等級は、過去iPhone XやiPhone 8と同水準)

そのため、iPhone XRはこのような症状は出ないものと思われます。

iPhone XSはアンテナの性能が落ちている?

iPhone XS/XS MaxはLTEやWi-Fiの接続や通信に不具合?「4×4 MIMO」アンテナが原因かも

現在、速度が落ちている原因で一番可能性が高いのが、アンテナと言われています。

今回、iPhone XS には4×4 MIMOという複数のアンテナが内蔵され、LTEの速度を伸ばしています。

そのおかげで、LTEでありながらギガビット級の最大速度を実現しています。

 

ただし、この4×4 MIMOが問題になっています。

アンテナが増えたということは、今まで以上に小さなスマホの中にアンテナを収納するのが難しくなるわけです。

今までに比べて2倍のアンテナを収納するわけですので、必然的にアンテナのサイズも小型化するしかありません。

でないと、スマホの限られたスペースの中に収納するのは不可能です。

 

ですが、小型化することによって、ある弊害が発生しました。

小型化によって、速度や受信感度などのアンテナ性能が落ちる可能性があるようです。

また、このアンテナはWi-Fiでも利用するため、結果Wi-Fiの速度や受信感度にも影響を与えるわけです。

 

現在、速度や電波感度が悪くなる原因の可能性としては、一番可能性が高いかもしれません。

実際にWi-Fiの電波が悪い環境で測定

測定アプリ:RBB SPEED TEST(iOS版,Android版)

  • 使用端末:Xperia XZ 602SO
  • 11ac 2×2 MIMO 最大速度866Mbps
  • Wi-Fi親機の計測環境:1階 Wi-Fiルータ(NURO光 ONU F660A 11ac MIMO3x3 最大速度1300Mbps)
  • Wi-Fi子機の計測環境:2階でXperia XSで測定
Xperia XZでの測定結果
Xperia XZでの測定結果
  • ダウンロード速度:171Mbps
  • アップロード速度:89Mbps
  • PING:6ms

Xperia XZでは何回か計測しても、速度がそこまで変わらず安定した速度を維持していました。

  • 使用端末:iPhone XS iOSバージョン12.1適用済み
  • 11ac 2×2 MIMO 最大速度866Mbps
  • Wi-Fi親機の計測環境:1階 Wi-Fiルータ(NURO光 ONU F660A 11ac MIMO3x3 最大速度1300Mbps)
  • Wi-Fi子機の計測環境:2階でiPhone XSで測定
iPhone XSでの測定
iPhone XSでの測定
  • ダウンロード速度:228Mbps
  • アップロード速度:10Mbps
  • PING:383ms

ダウンロードこそは、Xperia XZより速いとはいえ、アップロード速度は致命的な遅さです。

また、PING値もとんでもない数値になっており、不安定さを物語っています。

 

ですが、それ以上に問題なのは、測定が何度繰り返しても最後まで測定出来ないという問題です。

通信が途中安定しない場合、測定アプリは測定を止めてしまいます。

何度も測定中にタイムアウトに
何度も測定中にタイムアウトに

iPhone XSではまさにこれの繰り返しで、何度やってもなかなか測定が完了しませんでした。

つまり、それだけ安定したWi-Fi通信が行えていない証拠になってしまったわけです。

なお、機種変前のiPhone 7では同条件下でも、問題なく測定出来ましたし、速度もXperia XZより速かったです。

iPhone XS  LTEやWi-Fiの感度及び速度が極端に低下 まとめ

具体的にはっきりとた原因がわからないのはもどかしいですが、明らかにLTE及びWi-Fiの受信感度が落ちているのは事実です。

Apple側が調査を行うことにより、明確な原因がわかることによって対処してくれるのが一番ですが。

iPhone 4SにもWi-Fiのグレーアウト問題があり、Wi-Fiチップが原因でWi-Fiに一切繋がらなかった事件があったとき、明確な対処法を示しませんでした。

むしろAppleはサポート対象外としていました。

今回の問題もハードウェアレベルの対応となる可能性が高いため、問題を明確にしない可能性があります。

リコールレベルの問題としてAppleが対処するとは思えないからです。

 

現状の対処法としては

  • Wi-Fiの繋がりが悪い場合は、Wi-Fi中継機を購入して設置する
  • Wi-Fiルータ(親機)を移動する
  • LTEが繋がりが悪い環境での使用の場合で、iPhoneがほしい場合、iPhoneXSではなくiPhone XやiPhone 8を購入する

このような対処法になってしまいます。

自宅でも今までWi−Fi中継機なしで運用していましたが、iPhone XSに変えてから中継機購入を至りました。

気付いたらLTE接続になって、パケット消費していた事実に気付いたときにはなかなか笑えませんでした。

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