マンション・アパートの回線方式と「遅さ」のボトルネック

💡「VDSL」ってなに？（初心者向け解説）

一言でいうと、「マンションの入り口までは高速な光回線なのに、各部屋までは『古い電話線』で繋いでいる状態」のことです。

水道管で例えると…

• 光配線：太いパイプが蛇口まで直結している（水圧が強い）
• VDSL：大元のパイプは太いのに、部屋に続くパイプだけ極細のストローになっている（水がチョロチョロしか出ない）

この「ストロー（電話線）」がボトルネックになり、どんなに高性能なルーターを買っても、最大速度（水量）は増えないのです。

さらに、マンションタイプは**配線方式に関わらず**（VDSL、光配線問わず）「1本の回線とプロバイダ設備を住人数十世帯で分け合う」仕組みです。 そのため、帰宅ラッシュの20時～24時は道路渋滞のようにデータが詰まり、回線速度（通信速度）の悪化とPing値（応答速度）の悪化が同時に発生しやすくなります。

マンション回線が遅いときに出やすい症状（ラグ・画質低下）

「遅い」と感じるタイミングは、主にデータのやり取りが連続するシーンで発生します。

これらは端末（PCやスマホ）の故障ではなく、マンションの共有回線設備そのもののキャパシティオーバーである可能性が高いです。

マンションのネット遅延：原因切り分けチェックリスト

【自宅内の要因】ユーザー側で改善できる可能性あり

• Wi-Fiルーターが5年以上前のもので、IPv6（IPoE）に対応していない
• LANケーブルが古く、カテゴリ5（CAT5）などを使っている
• 電子レンジやBluetooth機器との電波干渉（2.4GHz帯の使用）

【建物・設備の要因】乗り換え以外では改善困難

• 壁のモジュラージャックが「電話線」タイプである（VDSL方式）
• 夜20時〜24時だけ極端に速度が低下する（プロバイダ・回線混雑）
• マンション備え付けの「無料インターネット」を使っている

※Ping値やJitterの詳しい目安については、 「Ping（応答速度）とは？快適な目安と測定方法」の解説記事 もあわせてご覧ください。

マンションのネット速度改善：乗り換え前に試すべき5ステップ

マンションでも「専用回線」！NURO光 Oneへ乗り換えるメリット

NURO光 Oneは、建物の共有設備を使わず、電柱からあなたの部屋まで直接独自の光ファイバーを引き込みます。 そのため、他の住人の利用状況に影響されにくく、VDSLの制限も受けません。

マンションでのNURO光導入・工事に関するよくある質問

まとめ：マンションの遅いネットは「脱VDSL・独自回線」で解決する

• マンションのネットが遅いのは、「配線方式（VDSL）」と「共有設備の混雑」が主原因
• ルーター再起動やLANケーブル交換で改善しない場合、回線そのものの限界である可能性大
• NURO光 Oneなら、マンションでも個別に光ファイバーを引き込むため下り2Gbpsが可能
• 工事は1回・月額5,500円とシンプルで、VDSLからの乗り換えに最適

「夜になると動画が止まる」「ゲームで撃ち負ける」というストレスは、回線を切り替えるだけで嘘のように解消することがあります。 まずはご自身のマンションが提供エリアに入っているか、確認することから始めてみてください。