WiMAX2+を契約しており実際に利用していますが、固定回線代わりはデメリットばかり目立ちます。
WiMAX2+契約初期は、それこそ固定回線の代わりに使っていました。
ですが、その実感としてWiMAX2+の固定回線代わりは全くオススメ出来るものではありません。
よく固定回線の代わりに使えるなんてWeb上の記事があります。
が、あんな記事は実際に使っていない人がただWiMAX2+を売りつけたいだけに作ったまやかし記事です。
- 自身が4年以上契約している理由 : 固定回線の代わりではなく外出先のPC作業用として利用
- WiMAX2+利用端末歴 : W01→WX02→W03→W05
- 利用端末 : W05 (au WiMAX2+で利用) W03(UQ mobile SIMで利用)
目次
料金が高い その上速度制限あり
月額料金は3,880円と、正直光回線と大して変わらない金額です。
もちろんスマホと同じで2年縛り。
これで通信が使いたい放題であれば、選択肢としてはありかもしれませんが。
WiMAX2+は、速度制限があります。
速度制限がかかるご利用データ量 | 直近3日間で10GB以上(「WiMAX 2+」と「au 4G LTE」のデータ量の合計) |
---|---|
制限時間 | 3日間で10GBを超えた日の翌日のネットワーク混雑時間帯※1 (18時頃~翌2時頃※2) |
制限後の最大通信速度 | 概ね1Mbps※3(YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度) |
https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/note/gigahodai_speedlimit_10/
今どきスマホ単体であれば、通信し放題の選択肢がある現状です。
しかし、WiMAX2+は光回線と同じ程度の料金を払いながら、この速度制限です。
非常に残念な仕様であり、料金設定と言わざるを得ません。
https://twitter.com/kizuna072100/status/1209851314739404801?s=20
WiMAX 規制後の速度… 屋外の利用が主ですが, さすがにキツい…w 最大 1M は夢ですね…TT pic.twitter.com/gujg5alaay
— (#-_-)y~~~ (@imo_roller) December 25, 2019
https://twitter.com/69DeVice/status/1211642692871933953?s=20
https://twitter.com/tatata_gogogo/status/1211086248703455232?s=20
正直光回線並みの月額料金を取りながら、この速度制限は本当に酷いと思います。
自身は昼間外出時のみだけの利用と割り切って使っていますので、影響はないですが。
WiMAX2+固定回線として使うのでしたら、夜帰ってきた時間帯、毎日速度制限状態に陥ります。
実測が遅い
WiMAX2+は、最新機種である「W06」では1000Gbps超えを達成しましたが。
関連記事:WiMAX2+ W06でついに1Gbps超えだが実態はまやかし?
残念ながら、実測は大して速く有りません。
我が家のWimax新型W06。
やっぱり遅いね・・・ pic.twitter.com/uj0Vj5KMHn— Kapper@Linuxガジェヲタ&異世界小説家&生成AI&電子工作大好き (@kapper1224) July 24, 2019
https://twitter.com/sky_tmr/status/1130883953605218304?s=20
自身が契約しているWiMAX2+は、W06より一つ古い機種であるW05ですが、下記のような実測速度です。
速度が出る状況(人が少なく、遮蔽物が少なく、電波状況が良い)場所であれば、コンスタントに70Mbps程度は出るでしょうか。
場所によっては、100Mbspというモバイル通信ではかなり高速な実測速度が出ますが、滅多に出ません。
実際に見かけると感動しますが、感動するほど速度が出る場面が少ないとも言えます。
固定回線の代わりに使う場合、自宅で使うことになるわけですが、その場合はこんな速度は出ません。
基本的に住宅地は回線増強は行わていませんので、同じようにWiMAX2+を使っている住宅が多ければ多いほど、速度は遅くなります。
使用電波が酷い
日本国内には、色々なモバイルルーターがあり、モバイルルータサービスがあります。
- NTTドコモ
- ソフトバンク
- ワイモバイル
- au
- UQmobile
そして、どのモバイルルータサービスも複数の周波数の電波を利用できます。
しかし、この中でauやUQ mobileのWiMAX2+だけ、利用出来る周波数が高周波のみです。
WiMAX2+の利用可能周波数
- 2.5Ghz帯
- 5GGhz帯
高周波のみの場合、どんなことが利用者に起こるのか。
端的に言えば、屋内に殆ど高周波の電波は届きません。そのため、
- カフェの奥に座った場合、電波が届かず使えなかった。
- コンクリートの建物は絶望的
- 自宅内で通信出来ない
なんてことが多々あります。実際、WiMAX2+を利用していて、よく起こる出来事です。
正直この屋内に繋がらないというのは、非常にストレスが貯まります。
スマホと同じように繋がると思ったら、大間違いなのです。
https://twitter.com/dauri0059/status/1213024293195399168?s=20
部署が変わったらwimaxの電波入らなくて悲しみ。
— 桐山シルフィ (@Sylphy_PSO) January 7, 2020
Wimax持ってますが地下鉄とかだと全然繋がらないし鉄筋のビルでも電波強度的に心もとないです。
あとPS4とかで友達と通信するなら3日間で10GBの制限なんてあっという間に超えてしまうのでおすすめしません— 御茶ノ水学士@日曜東ペ07bでした (@sirius5135) January 9, 2020
このように電波が通りにくく屋内で利用が厳しいため、自宅を固定回線代わりにする場合、デメリットが多発します。
- 自宅利用では電波が悪い
- 自宅利用では速度が出ない
- 自宅利用では回線が安定しない
- 自宅利用ではPingが安定しない(電波が不安定だと安定しない)
- 自宅周辺の電波状況が代わり、突然速度が落ちたり、繋がらなくなる
また、高周波の電波のみ利用のWiMAX2+は、雨も障害になります。
雨が降ると、いつも以上に電波のつかみが悪くなり、速度が落ち、アンテナ本数も減ります。
高周波電波は、波長が短く電波を反射してしまう性質があるため、雨に当たった電波が乱反射し、本来届くはずだった電波が届かなくなるからです。
そのため、普段だったら速度が出る環境でも、雨が降った途端動画が見られる速度も出ない、なんてことが多々ありました。
https://twitter.com/Kosian_KJ/status/1175774156710793217?s=20
ハイスピードプラスエリアモードが酷い
実は上記の高周波電波の問題を解決する方法があります。
それが、「ハイスピードプラスエリアモード」です。
このオプションを利用することにより、auのプラチナバンド800Mhzを利用することが出来ます。
低周波電波なので、屋内でも快適。
スマホと同じように通信出来る夢のような…なんてことはなく。
このハイスピードプラスエリアモードは、デメリットの塊です。
オプション料金がかかる
毎月月額料金の1,005円が、追加でかかります。
つまり、3,880円+1,005円=4,885円
光回線であるNURO光の月額料金が5,200円なので、光回線超えです。
新たな速度制限が追加される
ハイスピードプラスエリアモードのオプションを追加すると、厳しい速度制限も追加されます。
- 7GB以上データ量を利用すると速度制限
- 速度制限になると最大速度は128Kbps
- WiMAX2+のみ使うモード、「ハイスピードモード」でも同じ制限(128Kbps)
つまり、一ヶ月間どんな設定にしようと最大速度128Kbpsに制限されます。
128kbpsの速度は、画像を開くのも30秒以上かかるような速度なので
実質、一ヶ月間全く使い物にならなくなります。
Ping(応答速度)が遅い
実際に使っていて実感するのが、スマホやワイモバイルのPocket Wi-Fiに比べて応答速度が遅いです。
Ping(応答速度)が遅いと、どうなるのか端的に言うと
- ネットワークゲームでラグが発生
- ブラウザのリンクをタップしたあと、反応が遅れる
逆にPing(応答速度)が速いと
- ゲームがラグが発生せず、スムーズにプレイ出来る
- ブラウザのリンクをタップすると、直後にページの読み込みが発生する
WiMAX2+の場合、スマホやPocket Wi-Fiに比べて、+20ms程度遅い印象です。
何故遅いのかわかりませんが、恐らくWiMAX2+が採用している通信方式「TD-LTE互換(WiMAX Release 2.1)」の仕様のせいかもしれません。
Ping(応答速度)が遅いのは、やはりオンラインゲームをやるには致命的です。
wimax vs nextmobile in自宅
ping高いのは噂通り pic.twitter.com/AoGTRzyaQH— れもにすと (@lem0n1st) December 19, 2019
上がり(アップロード)が遅くストレスが溜まる
WiMAX2+のアップロード速度は、最大速度30Mbpsです。
最新機種であるW06の場合、最大速度75Mbpsですが、この速度はハイスピードプラスエリアモード使用の速度です。
そのため、au回線を使わない限りこの速度は出ません(無制限ではない回線のため使う人はほぼ居ない)
また、スペック上の最大速度は30Mbpsですが、殆どの地域でアップロード速度は10Mbps以下です。
駅近くですと、10Mbps出ているのを確認していますが、住宅街でアップロード速度が出ている場所は確認出来ていません。
速度が出ている場所だと、5〜10Mbps。
混雑している場所では、2Mbps以下とかよくあります。
- 画像アップロード
- 動画アップロード
- 動画配信
- iCloud、Dropbox、Googleドライブ、Amazonドライブ等
正直アップロードが遅いと、上記のような方法を行うとき恐ろしいほど時間がかかります。
他のモバイルルータや固定回線である光回線では、このようなアップロードが遅い仕様はありません。
WiMAX2+のみの仕様のため、もしアップロードをよく使うのなら絶対にWiMAX2+を利用するのはオススメできません。
実際に使っていても、たかが何枚かの画像アップロードでも遅いのを実感しており、ストレスが溜まるのをよく実感しています。
wimaxじゃアップロード遅すぎて死ぬ…
ネットぐらい無限に使いたいなぁ
— 551 (@XF8konny) January 14, 2020
au版 WiMAX2+を安く解約する方法
実は2020年から、WiMAX2+(au版)を安く解約出来る方法が出来ました。
それは、WiMAX2+の新料金プラン「モバイルルータプラン」に変更することです。
auケータイ・Wi-Fiルーター向け新料金プランを12月26日より提供開始(KDDI ニュースリリース)
- のプランから、新プランの「モバイルルータプラン」に変更可能
- モバイルルータプランは解約金が(旧プラン9,500円)1,000円に
- プラン変更は変更手続き月には変更されず、手続き後次月にプランが変更される
- プラン変更手続後、即時解約はせず、次月まで待ってから解約を
新プラン変更は、myau(ネット上手続き)及びauショップで可能です。
実際にau版WiMAXを契約しており、myauでモバイルルータプランに変更手続きを行いましたが(2019年12月手続き)
2020年1月から、モバイルルータプランになり、契約解除料金は1,000円になっております。
また、プラン変更に違約金がかからないのもauのサポートセンターに問い合わせて確認済みです。
UQ WiMAX2+のWiMAXの場合は?
UQ WiMAX2+も解約金1,000円の新プランが発表され(新ギガプラン)、実際にサービス開始されています。
新ギガプランであれば、解約金は1,000円になります。
ですが、 契約しているプランから、解約金が安い新しいプランへの変更は更新月のみになっています。
それ以外の月にプラン変更すると、違約金が発生します。
- 1年目 19,000円
- 2年目 14,000円
- 3年目 以降9,500円
※「UQフラットツープラス(2年/3年)」および「UQフラットツープラス ギガ放題(2年/3年)」にご契約されている方は、1回目の満了月より新「ギガ放題」への料金プラン変更のお申込みが可能となります。
残念ながら、総務省から直接解約金の指導を受けたauの対応のようで、UQ WiMAX2+では既存ユーザーの高い解約金の縛りは変わらないようです。
高速インターネットのNURO光に変えてみませんか
NURO光であれば、Wi-Fiでもこれだけの実測が出ます。
テスト環境
- 使用端末: iPhone7 Wi-Fi接続規格:11ac 5Ghz
- Wi-Fi親機:ZXHN F660A Wi-Fi接続規格:11ac 5Ghz (無料で利用可能)
- 速度測定アプリ:RBB SPEED
Wi-Fi機器は、レンタルの場合他社光回線では月々500円程度必要ですが。
NURO光では、一切費用がかからず利用出来ます。
WiMAX→NURO光 pic.twitter.com/4clVXMhAdA
— unoの哭風 (@closed_thirdeye) June 23, 2019
*約一月nuro光使っての感想
施設暮らし時、諸事情でWiMAXでPCゲープレイしていました
NTT西日本のフレッツ+OCN環境(やau光=時間帯で遅くなる病が酷い…)に比べると
WiMAXもなかなか検討してましたがNURO光はズバ抜けてます今日も暇つぶしにLOLで比較画像
NURO ping12、WiMAX W03 ping58 pic.twitter.com/tkYNWAJ6sW— Tomo Konjac@モーチラスver❄️ (@ike4d) September 29, 2019
高速回線のNURO光を使ってみませんか
NURO光回線は、これだけの速度が出るポテンシャルを持っています。
インターネット混雑時間である21:30頃に計測しても、これだけ速度が出ます。
実際にゲーム(Sekiro)をダウンロードしたところ、1分41秒で完了しました。
下記記事では、速度測定中の動画やパケットロスがないかも掲載しています。
■NURO光の特徴
NURO光は、SONYグループであるSo-netが提供する独自光回線です
■さまざまなランキングで1位受賞のネット回線
■PS5実機での実測速度とNATタイプ
NURO光は、PS5でも高速回線で快適です。
NATタイプは、NURO光、PS5共にIPv6対応のためタイプ2で接続出来ています。
(NATタイプがタイプ2で接続出来る場合、対戦ゲームで快適にマッチング出来ます)
■NURO光をもっともお得に契約するコツは?
光回線は申し込み窓口によって、キャッシュバック等全く異なります。
お得な申し込み窓口を下記にて解説しています
(現在の特典は予告なく終了・変更させていただく場合があります。予めご了承ください)