PlayStation5は、IPv6に完全対応しています。
下記が実際のPS5の接続状況画面です。
IPv6アドレスの項目があり、IPv6に対応しているのが確認できると思います。
PS4では、IPv4のみ対応だったので非常に嬉しい対応です。
目次
IPv6によって何が変わる?
まずグローバルIPアドレスとは
グローバルIPアドレスとは、インターネット上の唯一無二の住所のようなものです。
重複するIPアドレスは世界中で存在しません。
一方、プライベートIPアドレスは、家庭内や組織内で使うIPアドレスです。
自由にIPアドレスを設定出来、利用することは出来ますが、相手からの通信が直接通信が出来ないなどの制約があります。
IPv4では、ONU(ルータ)以外はほぼ全てこのプライベートIPアドレス接続となります。
PS5は1台につき一つのグローバルIPアドレスを付与
IPv6では、IPv6対応機器であれば、グローバルIPアドレス(ネット上の住所)が全ての機器で利用出来ます。
PS5では今回IPv6に対応したので、PS51台につき一つのグローバルIPアドレスを付与出来ることになります。
IPv4のデメリット 複数台のPS4で同じゲームでは不具合
IPv6に対応していないPS4では、同一ネットワーク(家庭内)で2台以上のPS4を利用した場合
オンラインゲームでは、ポート開放が1台のみ出来ない問題があります。
もしオンラインゲームでポート開放が出来ない場合、ゲーム中不具合が発生します。
家庭内で同じゲームを兄弟姉妹でPS4をプレイする場合、必ず出てくる問題です。
IPv4のみのPS4では、NATタイプ変更は1台のみ
NATタイプがタイプ3では、ゲームサーバやPlayStation Networkに直接通信することが出来ません。
公式でも、NATタイプ3はネットワーク機能が制限されると記載されています。
PlayStation®4 ユーザーズガイド(Sony公式)
NATタイプ PS4™からインターネットにどのように接続しているか
ゲームの通信機能を利用するときなどに、他のPS4™との接続性の目安になります。
タイプ1:インターネットに直接接続しています。
タイプ2:インターネットにルーターを経由して接続しています。
タイプ3:インターネットにルーターを経由して接続しています。
タイプ3では、他のPS4™と通信できず、PS4™のネットワーク機能が制限される場合があります。詳しくは「PlayStation™Networkに接続できないときは」をご覧ください。
実際、ゲーム中でも弊害があり
- 対戦ルームを開くことが出来ない(開いても誰も来ない)
- 対戦が成立しにくい(通信エラーが出る事も)
等、問題が発生し、快適なプレイ環境とは言い難いです。
何故ポート開放、複数のPS4に出来ない?
ポート開放が1台しか出来ない弊害として
- 複数台のPS4で同じゲームをプレイする場合、1台しかポート開放された状態で出来ない
- 複数台のPS4で1台しかNAT2に変更出来ない
等、説明してしてきました。
では、何故IPv4のみ対応のPS4では、そもそも1台のPS4にしかポート開放出来ないのか。
実はIPv4の場合、家庭内で基本的に1つしかグローバルIPアドレスが持てないからです。
IPv4の制約は以下の通りです。
- グローバルIPアドレスは、ONU(ルータ)のみ付与
- PS4はプライベートIPアドレスしか持てない
- 一つのグローバルIPアドレスに対して、同じポート番号は一つの機器(PS4)にしか転送出来ない
簡潔に言えば、グローバルIPアドレス(ネット上の住所)が、PS4に付与されていません。
そのため、ゲームサーバーと直接通信出来ません。
ONU(ルータ)には、グローバルIPアドレスが付与されていますので、その通信を1台のPS4に転送して、ゲームサーバと直接通信を行っています。
ですが、ゲームサーバから直接通信をONUから受け取り、PS4に転送出来るのは1台のPS4に対してのみの制約がかかります。
PS5のIPv6対応メリット
IPv6の場合、PS5に対してグローバルIPアドレス(ネット上の住所)が付与されます。
そのため、ゲームサーバから直接通信を送ることが出来ます。
複数台のPS5で同じゲームが出来る
PS4と違い、全てのPS5にグローバルIPアドレスが付与されますので、IPv4のようなポート開放の制約は受けません。
そのため、同じゲームを同時にプレイしても、どちらのPS5でもポート通信が可能であり、快適にプレイすることが可能です。
複数台のPS5でNAT2が可能に
グローバルIPアドレスが付与されているため、PlayStation Networkと直接通信が可能です。
ポート開放の制約も受けませんので、NATタイプ2で接続可能です。
IPv6接続されたPS5の実際のゲーム
機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブーストON
PS4でポート開放されていない場合、以下の制約がありました。
- プレマの対戦ルームで相手の通信状況が計測中のままになる
- 対戦が始まらない場合がある
PS5でIPv6接続にした場合(ゲームサーバと直接通信可能)
- プレマの対戦ルームで相手の通信状況が表示されるように
- 対戦が始まらない状況が起こらなくなる
ポート開放されたPS4と同じプレイが可能になっていました。
IPv6接続されたPS5のNATタイプ
特にONUで設定変更せず、そのままPS5をLANケーブルで接続された状態です。
回線は、NURO光(IPv6に標準対応)
NURO光の場合、IPv6対応機器であれば、自動的にIPv6接続になります。
ONU(ルータ)やPS5設定を全く変更せず、NATタイプ2と表示されています。
この状態であれば、ゲームサーバやPlayStation Networkと直接通信ができ、快適にゲームプレイに集中することが出来ます。
高速回線のNURO光を使ってみませんか
NURO光回線は、これだけの速度が出るポテンシャルを持っています。
インターネット混雑時間である21:30頃に計測しても、これだけ速度が出ます。
実際にゲーム(Sekiro)をダウンロードしたところ、1分41秒で完了しました。
下記記事では、速度測定中の動画やパケットロスがないかも掲載しています。
■NURO光の特徴
NURO光は、SONYグループであるSo-netが提供する独自光回線です
■さまざまなランキングで1位受賞のネット回線
■PS5実機での実測速度とNATタイプ
NURO光は、PS5でも高速回線で快適です。
NATタイプは、NURO光、PS5共にIPv6対応のためタイプ2で接続出来ています。
(NATタイプがタイプ2で接続出来る場合、対戦ゲームで快適にマッチング出来ます)
■NURO光をもっともお得に契約するコツは?
光回線は申し込み窓口によって、キャッシュバック等全く異なります。
お得な申し込み窓口を下記にて解説しています
(現在の特典は予告なく終了・変更させていただく場合があります。予めご了承ください)