目次
- 1 IEEE 802.11axとは
- 2 2018年10月追記 IEEE 802.11axの新たな名称「Wi-Fi 6」
- 3 IEEE 802.11ax 対応していなければ宝の持ち腐れ
- 4 IEEE 802.11axの対応機種(子機:スマホ・タブレット・パソコン等のクライアント側)
- 4.1 iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XR, Wi-FiはIEEE 802.11axに対応せず
- 4.2 2019年9月11日 新型iPhone 11シリーズ 全て11x(Wi-Fi6)対応
- 4.3 第二世代 iPhone SE Wi-Fi6対応
- 4.4 新型SoC「Snapdragon 855」でついに11ax(Wi-Fi6)に対応
- 4.5 Galaxy S10 シリーズ IEEE 802.11ax(Wi-Fi6)対応
- 4.6 パソコン向けCPUに11ax機能内蔵 Intel 第9世代 CPU「Ice Lake」
- 4.7 PC用 PCI Express接続 増設型Wi-Fi6アダプタ AUSU PCE-AX58BT
- 5 IEEE 802.11axの対応機種(親機:無線ルータ側)
- 6 NURO光のIEEE 802.11ax対応は?
- 7 Wi-Fiも速いNURO光 公式特設サイト申込であれば現金キャッシュバック
IEEE 802.11axとは
IEEE 802.11axは最新の規格であり、最大速度は9.6Gbpsと非常に高速な無線規格です。
ただし、11acも最大速度は6.9Gbpsであり、実際に6.9Gbpsに対応している製品で通信している人は、ほぼいません。
(スマホに至っては、殆どが11acの最大速度433〜866Mbpsで通信しています)
その上実測は、通信環境によって変動するため、あくまでも最大速度はスペック上のものです。
IEEE 802.11axの利点は、最大速度より
- 2.4Ghzと5Ghz 両対応(11acでは5Ghzのみだった)
- 複数台のアクセスポイントを利用して通信可能
- 同一周波数の電波を複数のスマートフォンなどの子機が利用可能に
自宅で使うなら、基本的に電波が飛び交うマンションでスループットが上がる規格です。
例えばスマホでWi-Fi設定を行うとき、色々な複数のWi-Fiネットワークが表示される場合があります。
- 外であれば、駅構内
- 屋内であれば、部屋が隣接しているマンション等集合住宅
左はiPhoneのWi-Fi設定 右がAndroidのWi-Fi設定
複数のWi-Fiスポットが表示されています。
こういった環境では、電波が混雑状態であり、Wi-Fi通信環境としては最悪です。
基本的に複数の電波(チャネル)を利用して、速度向上を行うわけですが、この環境では複数の電波が利用できません(結果速度も遅くなる)
むしろ空きの電波がない場合、利用する予定の電波が空くまで待機状態になり、遅延の原因にもなります。
IEEE 802.11axであれば、同一周波数を利用して複数の端末が同時通信することが可能です(OFDMA:直交周波数分割多元接続)
2.4Ghzと5Ghzの空き周波数を利用して、複数端末が安定した通信を行えるのがIEEE 802.11axの特徴です。
2018年10月追記 IEEE 802.11axの新たな名称「Wi-Fi 6」
2018年10月3日、無線LAN標準化団体のWi-Fi Allianceが、IEEE 802.11ax の無線LAN規格の新たな名称を発表しました。
新しい名称は「Wi-Fi 6」になります。
確かに今までの無線LAN規格名「11ax」より、ナンバリングになり単純でわかりやすいのは間違いありません。
また、一般ユーザーには、無線LANや11acのような規格名称より、Wi-Fiの名称の方が浸透しています。
今回の新しい名称であれば、Wi-Fiのバージョンが6なんだと認識出来、今まで以上にわかりやすくなるものと思われます。
なお、古いWi-Fi規格も入れた名称は、以下のようになります。
- 「802.11ax」→「Wi-Fi 6」
- 「802.11ac」→「Wi-Fi 5」
- 「802.11n」→「Wi-Fi 4」
次世代Wi-Fi「IEEE 802.11ax」は「Wi-Fi 6」に、「n」は「4」、「ac」は「5」に──Wi-Fi Alliance (IT media)
IEEE 802.11ax 対応していなければ宝の持ち腐れ
ただ、そんなIEEE 802.11axを利用したい場合には、注意が必要です。
基本的にWi-Fiで最高速度を出したい場合、Wi-Fiの最新規格を利用して通信する必要があります。
ただし、Wi-Fiの最新規格を利用して通信する場合、条件があります。
それは、親機と子機が両方共、最新規格に対応している必要があります。
例えばIEEE 802.11axの場合
- 親機:ホームゲートウェイ(ONU)もしくは無線LANルータが、IEEE 802.11axに対応している
- 子機:クライアント(スマートフォン・タブレット・ノートPC)が、IEEE 802.11axに対応している
つまり、どちらもIEEE 802.11axに対応していなければ、IEEE 802.11axを利用して通信することは出来ません。
例えば
- 仮にルータ(親機)がIEEE 802.11ax(最大速度 2.4Gbps)に対応
- スマホ(子機)がIEEE 802.11ac(最大速度866Mbps)にしか対応していなかった場合
11axでは通信出来ず、11acになります。
また、最大通信速度は、遅い子機側の最大通信速度しかでません。
この条件では最大速度は866Mbpsとなるわけです。
このように、いくら親機が高性能だとしても、子機が対応していなければ、意味がなく宝の持ち腐れとなってしまいます。
IEEE 802.11axの対応機種(子機:スマホ・タブレット・パソコン等のクライアント側)
IEEE 802.11axの対応機種は、少しずつ販売され始めています(2019年9月 )
クライアント(子機)側の製品は、
- iPhone11シリーズ
- 各種WindowsノートPCで対応機種販売予定
現状ホームゲートウェイ(ONU)が11axに対応していても、これら製品を利用しない限り、実質最新規格を利用して通信することは出来ません。
クライアント側の対応製品がなければ、親機と親機で通信させる事で、パソコンでは11axで通信することが可能です。
ただ、11ax対応の親機は値段が高いため、2つ用意するのは現実的ではありません。
11ax非対応パソコンを11axで通信可能にするUSB子機は、 も販売予定がないため、販売を待つか、対応機種を買う必要があります。
iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XR, Wi-FiはIEEE 802.11axに対応せず
「iPhone XS」と「iPhone XS Max」「iPhone XR」は、残念ながら11ax非対応機種です。
https://www.apple.com/jp/iphone/
今回、新しいWi-Fi技術である11axが新型iPhoneに搭載されるのではと、一部で噂されていましたが。
実際にWi-Fiのスペックを公式サイトで確認してみると、3機種すべて
- 2×2 MIMO対応802.11ac Wi‑Fi
と記載されており、旧端末であるiPhoneXとiPhone8と変わっていないことを確認しました。
(11ac対応 2ストリーム 速度867Mbps iPhone8と同スペック)
つまり、仮に新型iPhoneを買ったところで、11axに対応していません。
そのため、仮に11axの対応無線ルータを購入しても今回のiPhoneではWi-Fi速度が上がることはありません。
2019年9月11日 新型iPhone 11シリーズ 全て11x(Wi-Fi6)対応
iPhone 11が2019年9月11日に発表されました。
今回は3シリーズ発表されましたが、その全ての機種が11ax(Wi-Fi6)に対応しました。
国内で正式なWi-Fi6対応スマートフォンは、このiPhone11シリーズとなりました。
対応ラインナップ
- iPhone11
- iPhone11 Pro
- iPhone11 Pro Max
iPhone XRの後継であるiPhone11に搭載されているのが嬉しい点だと思います。
無理してWi-Fi6のために高いiPhone 11 Proを買う必要がありません。
iPhone11シリーズの11axスペックは、下記のとおりです(全て共通スペック)
- 2×2 帯域幅 80MHz デュアルチャンネル(2ストリーム)
- 最大速度 1200Mbps
- OFDMA
- TWT
- 1024QAM
先代のiPhone XSは11ac接続の最大速度867Mbpsだったので、333Mbps高速化しています。
なお、本来であれば先に販売されていたGalaxy S10がWi-Fi6にハードウェア的に対応していたのですが、9月 も日本国内版は未対応のままです。
第二世代 iPhone SE Wi-Fi6対応
2020年4月15日に発表された、iPhone SE(第二世代)にもWi-Fi6に対応していることが確認されました。
廉価版とはいえ、最新のA13 BionicチップにWi-Fi6対応は非常にスペックの高い機種になっています。
iPhone SEのWi-Fi6の仕様は、下記のようになっています。
- 2×2 MIMO対応802.11ax Wi‑Fi 6
iPhone 11と同じスペックのため、最大速度も1200Mbpsとなっています。
新型SoC「Snapdragon 855」でついに11ax(Wi-Fi6)に対応
SoCとは、CPUを含むシステムを動かすための集積回路を1チップに収めた物です。
そのSoCの最新SoC「Snapdragon 855」が、2018年12月5日発表されました。
「Snapdragon 855」のスペックが明らかに (ケータイWatch)
Snapdragonは、Androidで採用されているSoCです(iPhone XSのSocは、Apple A12が搭載)
今回発表されたSnapdragon 855は、Androidスマホのフラッグシップ機に搭載されるSoCです。
スペックは処理能力の向上はもちろん。
LTEは最新通信規格である5Gに対応。そして、Wi-Fiでは「11ax(Wi-Fi6)」に対応しています。
Snapdragon 855は、まだ発表段階のためスマートフォンとしての製品はまだ出ていません。
2019年には、Androidのフラッグシップ機(一番高価で高性能なスマートフォン)に搭載される予定されています。
ですが、日本のメーカーは現時点では開発表明されておりません。
現段階では、複数の中国メーカーが開発を表明しています。(Xiaomi、ZTEなど)
複数の中国メーカーがSnapdragon 855搭載の5Gスマホの開発を表明(ケータイWatch)
何故中国では最新SoCの対応が早いのか。
中国ではAndroidスマホの競争が激しく、最新SoCをいち早く搭載出来することが競争力に繋がると考えらているためです。
なお、今後中国メーカー以外で、Snapdragon 855が搭載されているスマホがいつ発売されるのかは、現時点では全くの未定となっています。
Galaxy S10 シリーズ IEEE 802.11ax(Wi-Fi6)対応
Galaxy S10シリーズ、世界初のIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)対応スマートフォンに
Galaxy S10シリーズのIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)対応スマホは、以下のようになっています。
- 「Galaxy S10 5G」
- 「Galaxy S10+」
- 「Galaxy S10」
- 「Galaxy S10e」
どうやらGalaxy S10シリーズは、世界で一番最初にWi-Fi6に対応したスマートフォンになるようです。
Galaxy S10のWi-Fiのスペック
- 2ストリーム
- 最大速度1200Mbps
国内版 Galaxy S10が、各キャリアで販売開始されました。
ドコモ Galaxy S10/S10+ 6月1日発売
- Galaxy S10 SC-03L
- Galaxy S10+ SC-04L
- Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05L
au Galaxy S10/S10+ 5月23日
- Galaxy S10 SCV41
- Galaxy S10+ SCV42
ソフトバンクでは販売予定はありません。
2019.6更新 全ての国内版Galaxy S10/S10+は、発売直後はWi-Fi6未対応のようです。
今後端末アップデートで対応予定しているようです(8月5日現時点でもアップデートされていません)
ハードウェアとしては対応していますが、国内の技適や法整備の問題で現時点では対応出来ないようです。
なお、韓国で販売されているものはWi-Fi6に対応していますが、日本の技適には未対応です。
パソコン向けCPUに11ax機能内蔵 Intel 第9世代 CPU「Ice Lake」
2019年1月7日。Intelは、第9世代 CPU 開発コードネーム「Ice Lake」を数ヶ月内に発表すると明らかにしました。
IntelがノートPC向けCPU「Ice Lake(仮)」を数カ月以内に発表 2019年末には製品登場予定
この中でIce Lakeの機能に関して、注目すべき内容が記載されています。
さらに、Ice Lakeでは従来は別チップでの搭載が必要だった「Thunderbolt 3」や「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」の機能を統合している。
最新CPUでは、11ax機能が標準で利用可能になるようです。
今までは、Wi-Fi用の専用チップが必要だったため、その分コストが高くなり、場合によってはグレードダウンされたWi-Fiチップが乗ることもありました。
ですが、今回発表される新世代のIntel CPU(Ice Lake)を搭載しているノートPC=11ax機能が内蔵されています。
つま り、このCPUが乗っているノートPCであれば、11ax(Wi-Fi6)が利用できるということです。
スマートフォンでもSnapdragon 855がCPUと11axの機能総合を行っており、時代は機能総合の1プッチ化が進んでいるようです。
なお、まだ発表を公表した段階のため、製品の発売はまだまだ未定です。
恐らくは2019年中には発売されるものと思われます。
PC用 PCI Express接続 増設型Wi-Fi6アダプタ AUSU PCE-AX58BT
デスクトップPCにPCI Express x1接続で増設するタイプのWi-Fi6アダプタです。
最新のBluetooth5にも対応しています。
- PCの中を開けて増設するタイプ
- ノートPCでは利用不可
- 省スペースデスクトップタイプでは利用できない場合があります
ASUS 2つのアンテナを備えた AX3000 デュアルバンドPCI-E WiFi 6(802.11ax)アダプター PCE-AX58BT
- Wi-Fi6(11ax) Bluetooth5.0
- 2.4 GHz帯域幅:600 Mb / s 160Mhz
- 5 GHzの帯域幅: 2,402 Mb / s
- インタフェース: PCI Express x1
- Windows10 64ビット
IEEE 802.11axの対応機種(親機:無線ルータ側)
11ax対応機の親機(ルータ)が無ければ、11ax機能のスマホでWi-Fi高速化出来ません。
そこで必要な親機(ルータ)ですが、iPhone11などのスマホだけで11axを利用したいのであれば、エントリー機で十分です。
下記が 販売されている11axエントリー機です(2019年9月22日 )
- NETGEAR製 RAX40-100JPS
- ELECOM製 WRC-X3000GS
何故スマホだけの利用にエントリー機が良いのか。
それは、スマホに内蔵されるアンテナの最大速度はフルスペックルータに比べて限られているからです。
- iPhone11やGalaxy S10の最大速度 (1,200Mbps)
- エントリー機「RAX40-100JPS」の最大速度 (2,400Mbps)
いくら高性能なルータを購入しても、子機の最大速度以上の速度は出ませんので、過剰な性能なフルスペックルータは必要ありません。
フルスペックルータを購入すべき方は
- 有線LANの10Gポートで11axを利用したい(エントリー機には搭載されていない)
- 11axで高速接続可能な子機(PCやスマホ)を利用している
- 今後出るであろう高速な子機を購入予定
であるなら、
中途半端なエントリー機ではなく、フルスペックルータを購入した方が良いと思います。
ついに日本発売 ASUS製ルーター「RT-AX88U」
2018年12月21日、ついに日本で11ax対応ルータが発売されました。
RT-AX88U (ASUS 日本公式)
ASUS 次世代の高速 ゲーミング Wi-Fi ルーター RT-AX88U 11ax 4804 + 1148Mbps 【 PS4 / Wii U/iPhone 対応 】(Amazon JAPAN)
恐らく日本の技適対応した一番最初の市販11ax無線ルータです。
スペックは下記のようになっています。
- IEEE 802.11ax(Wi-Fi6)対応
- (11ax 5Ghz帯接続)最大速度4,804Mbps
- (11ax 2.4Ghz帯接続)最大速度1,148Mbps
- (11ac 5Ghz帯接続)最大速度4,333Mbps
- 搭載CPU Broadcom製「BCM4908」4コア 1.8GHz
- OFDMA機能採用(複数ユーザー接続でも快適な速度を維持出来ます)
- 有線LANポート(1Gbps) 9ポート(WAN1 LAN8)
- USB3.1 Gen1 2ポート
11axの最大速度が11ax規格の最高値となり、フルスペック機なのがこの機種のウリです。
ただし、その分値段も高いです。
店頭価格で 45,800円(2018年12月 )安いPCなら、買えてしまう値段です。
非常に高性能なWi-Fiルータですが、致命的な点が一つ
RT-AX88Uは、有線LANのWANポートが1Gbpsにしか対応していません。
- 有線LANの最大速度 1,000Mbps
- Wi-Fi6の最大速度 4,804Mbps
つまり、自宅のインターネット回線が10G回線(10,000Mbps回線)であるNURO光 10Gやauひかり 10Gだとしても
入り口である有線LAN(WANポート)の速度が1,000Mbpsのため、ボトルネックになります。
そのため、インターネットを通したWi-Fi6の速度は、有線LANポートの速度以上は出ませんので、1,000Mbps以下になります。
本来であれば、有線LAN(WANポート)を10Gbps(10,000Mbps)にすべき所ですが、コストの関係でスペックを抑えたのかもしれません。
結果的にWi-Fiはフルスペックではあるが、インターネット接続では、その本領を全く発揮できない製品になっています。
Wi-FI接続のインターネット高速化を狙って購入したいのであれば、この製品はお薦めしません。
また、 端末側で11axに対応した製品が日本国内にありません(2018年12月 )
もし11axを体験したいとなると、この製品を2台購入してお互いを接続するしか方法はありません。
11ax未対応端末で接続しても、11axでは接続出来ず、速度も出ず、OFDMA機能も利用できないので注意が必要です。
NETGEARからax対応ルータ Nighthawk AX8 RAX80-100JPS(2019年2月28日)
2019年2月28日 日本でも無線ルータを発売しているNETGEARからax(Wi-Fi6)対応ルータの予約を発表しました。
Nighthawk AX8 RAX80-100JPS
- 5GHz接続で最大4800Mbps
- 2.4Ghz接続で最大1200Mbps
- ギガビット対応有線LANポート(リンクアグリゲーション対応のため最大上り1Gbps / 下り最大下り最大2Gbpsの接続が可能)
- 重量1281g
NETGEAR Wi-Fi6 高速 次世代 WiFiルーター Nighthawk AX8 4,800Mbps + 1,200Mbps (AX6000) RAX80-100JPS
発売日は2019年4月26日 販売価格は49,980円となっています。
RT-AX88Uと同じく、こちらの製品も10Gイーサネットは搭載されていません。
リンクアグリゲーション機能があるため、LANケーブルを2本接続することにより、最大上り1Gbps / 下り最大下り最大2Gbps接続は可能です。
2019.7 NETGEARからax対応エントリールータ「RAX40-100JPS」
Wi-Fi6対応のエントリールーターが7月10日に発売されます。
NETGEAR 11ax Wi-Fi6 高速 次世代 WiFiルーター AX3,000 2,400Mbps + 800Mbps RAX40-100JPS(Amazon)
エントリーモデル(Wi-Fi6ルータで一番安いモデル)となります。
- 5GHz接続で最大2400Mbps
- 2.4Ghz接続で最大600Mbps
- ギガビット対応有線LANポート(リンクアグリゲーション非対応)
- 重量618g
- USBポート付き(ネットワークドライブ機能)
速度はハイスペック機に比べて半分ですが、Wi-Fi6の機能を使いたいのであれば、問題ないスペックです。
2019年からWi-Fi6のスマホが続々と出てくると思いますが、2ストリーム1200Mbpsが一般的になるようです。
この機種の最大速度は2400Mbpsですが、スマホ利用であれば十分な速度になっています。
2019.5 日本メーカー エレコムがWi-Fi6対応ルーター「WRC-X3000GS」発表
今まで海外メーカーの製品しか販売されていませんでしたが、日本メーカーがWi-Fi6(11ax)対応の製品が発表されました。
11ax対応Wi-Fiルーター、エレコムが今秋発売、Intel製チップ採用(Internet Watch)
- 最大速度2402Mbps
- IPv6 IPoE接続対応
- 有線LAN すべてのポートギガビット(リンクアグリゲーション非対応)
- 重さ 600g
エレコム WiFi 無線LAN ルーター Wi-Fi6 11ax 11ac 2402+574Mbps IPv6(IPoE)対応 ブラック WRC-X3000GSA(Amazon)
発売日は2019年9月27日です。
NETGEAR版のエントリー機と違い、USBポートは省かれています(USBによるネットワークドライブ機能)
完全にWi-Fiのみに特化したルータです。
アンテナも外に出ているタイプではないので、他に比べると障害物による速度低下の影響は大きいです。
逆に言えば、アンテナが大きく出るタイプの見た目が苦手な人にはおすすめです。
無線チップは、Intelチップを採用 (海外製のルータは、Broadcomチップを採用)
正直Intelチップの無線関連製品の性能ではあまり良い話を聞かないので、Broadcom製に比べて速度が出ない可能性もあります。
2019.10 WAN/LAN共に10G フルスペック11ax(wifi6)ルータ WXR-5950AX12R
WAN/LAN共に10G接続可能なWi-Fi6ルータが発売されます(2019年10月12日発売)
BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター WXR-5950AX12R Wi-Fi6 11ax/11ac AX6000 4803+1147Mbps
メーカーはバッファローと、日本ではお馴染みメーカー。
今までのルータは、有線LANが10G非対応であり、Wi-Fi6を最大限スペックを発揮出来なかった機種でした。
ですが、今回発売されるルータは、インターネット部分も10Gに対応しており、真のフルスペックと言えます。
また、新電波法準拠(2019年7月から開始)に対応しており、先に販売されているWi-Fi6ルータに比べて使えるチャンネル数が増えています。
その結果、Wi-Fiの速度も高速化しているのが特徴です。
- IEEE 802.11ax(Wi-Fi6)対応
- (11ax 5Ghz帯接続)最大速度5,950Mbps
- (11ax 2.4Ghz帯接続)最大速度1147Mbps
- (11ac 5Ghz帯接続)最大速度3466Mbps
- 搭載CPU 64ビット2.2GHzクアッドコア
- OFDMA機能採用(複数ユーザー接続でも快適な速度を維持出来ます)
- 有線LANポート WAN(Internet) 「10Gポート×1」
- 有線LANポート LAN 「10Gポート×1」「1Gポート×3」
- USB3.1 Gen1
NURO光のIEEE 802.11ax対応は?
残念ながら、 のところ予定されていないようです。
NURO光 10G/6Gのホームゲートウェイ(ONU)は、IEEE 802.11ac/n/a/g/bの最大1700Mbpsを予定しており、IEEE 802.11axには対応していません。
NURO光 10G/6Gの正式サービスインが2018年10月です。
ちょうどIEEE 802.11axの対応チップセットが出荷される時期のため、NURO光のONUに是非IEEE 802.11ax対応して頂きたいところですが。
auひかり 10Gとは違い、ONUの無線LAN利用料はNURO光では無料です。
そのため、ONUに投資できる金額を考えると、最新チップセットをいきなり入れるのは厳しいのかもしれません。
(auひかりでは、ONU利用料は無料ですが、無線LAN利用は月額料金500円毎月かかります)
Wi-Fiも速いNURO光 公式特設サイト申込であれば現金キャッシュバック
Wi-Fi利用に追加料金不要。
無料で利用可能なWi-Fiで、これだけの速度が出ます(11ac規格対応 最大最大1.3Gbps)
スピード測定アプリRBB SPEED TESTで「613Mbps」の速度を記録。
実際にアプリで、スマホのLETや自宅のWi-Fiと比較してみましょう。
高速回線のNURO光を使ってみませんか
NURO光回線は、これだけの速度が出るポテンシャルを持っています。
インターネット混雑時間である21:30頃に計測しても、これだけ速度が出ます。
実際にゲーム(Sekiro)をダウンロードしたところ、1分41秒で完了しました。
下記記事では、速度測定中の動画やパケットロスがないかも掲載しています。
■NURO光の特徴
NURO光は、SONYグループであるSo-netが提供する独自光回線です
■さまざまなランキングで1位受賞のネット回線
■PS5実機での実測速度とNATタイプ
NURO光は、PS5でも高速回線で快適です。
NATタイプは、NURO光、PS5共にIPv6対応のためタイプ2で接続出来ています。
(NATタイプがタイプ2で接続出来る場合、対戦ゲームで快適にマッチング出来ます)
■NURO光をもっともお得に契約するコツは?
光回線は申し込み窓口によって、キャッシュバック等全く異なります。
お得な申し込み窓口を下記にて解説しています
(現在の特典は予告なく終了・変更させていただく場合があります。予めご了承ください)